2025年4月1日より、原動機付自転車（原付）に関する法律が改正されます。
「新基準原付」と呼ばれる新たな区分が追加されました。
この改正により、従来は排気量50cc以下に限られていた原付免許で運転可能な車両の範囲が拡大されました。
フードデリバリーに使用できる車両の選択肢が大きく増える事になります。
■主な変更点
運転可能な車両の拡大が行われました。
原付免許（または普通自動車免許）で、排気量125cc以下かつ最高出力4.0kW以下の二輪車が運転可能になりました。
しかし最高出力4.0kWを超える車両は、引き続き原付免許では乗車できません。
フードデリバリーに使用する車両を選ぶ際は、この点について確認する必要があります。
■交通ルールの適用。
新基準原付には、従来の原付と同様に以下の交通ルールが適用されます。
・法定速度30km/h
・二段階右折の義務
・高速道路、自動車専用道路の走行禁止
・二人乗り禁止
・ヘルメット着用義務
基本的なルールに沿った運転は、自分と他者を守るために必要なものです。
基礎を忘れず、常に安全に走行しましょう。
■ナンバープレートの色
新基準原付のナンバープレートは白色で、従来の原付と同様です。
■注意点
今回の法改正は、すべての125cc以下のバイクが対象ではありません。
原付免許で運転できるのは、最高出力が4.0kW以下に制御された125cc以下の車両に限られます。
既存の125ccバイク（ピンクや黄色のナンバープレート）には乗れません。
排気量50cc以下の原付は引き続き運転可能で、売買や譲渡も制限されません。
ただし、2025年11月から施行される新たな排出ガス規制により、50cc原付の新車生産は終了する予定です。
自分の用途に合う車両を選ぶ際は、上記の内容を確認して頂く必要があります。
■まとめ
今回の法改正により、原付免許で運転できる車両の範囲が広がりました。
しかし、対象となるのは最高出力4.0kW以下に制御された125cc以下の新基準原付に限られます。
既存の125ccバイクには乗れませんので、購入や運転の際は車両の出力やナンバープレートの色を確認してください。
車両をフードデリバリーで使用する場合は基礎的な交通ルールを守り、安全第一で配達を行いましょう。